Thursday, June 05, 2008

振り返りの、ふりかえり

うちの高校はちょっと変わっていて、毎週水曜日は午前中で授業が終わる。
考えた事はなかったけど、それなりの理由が学校にあったのだろう。
そんな水曜日に部活があったり、なければ大都会東京に出たりまちまちであった。

その時いつも不思議だったのは、なんで大学生(らしき人)がこんな時間に大量に街をふらふらしているのだろうと。
何年後かに、その不思議なポジションに自分がいるとは想像出来なかった。

一日の大半は、機械的にこなしリピートする。
授業、部活、習い事。
自由や融通のきく余地はあまりなかった。

いざ時間をもてあそぶ身になると、今までの時間の概念が新しいものに上書きされてしまった。
うまく時間を使えなかった。
使えなかったから、一年間の時間を「買った」。

そのうまく時間を使えなかった時間と買った時間で、20年間ずっと蓄積していただけを、初めて整理して活用する事が出来た。
簡単に言えば、疑問を抱く様になり、答えを模索した。
例えば、なんで生きているの?とか、なんで考えるの?とか、わりとどうでもいいことを考える。
そんな哲学や心理などが気になるのも、時間があるから。

あと二週間で卒業し、これからまた蓄積生活が始まり、再び機械的な毎日を送る。
しかし昔と一点違うのは、同じ機械的な毎日でも、自分の行動に意味を感じる事が出来るかもしれない。

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